40代で仕事ができなすぎて辞めたい・・環境を変えて見える“本当の働き方”

40代なのに仕事ができなくて辞めたい…我慢をし続けた結果「適応障害」と診断された

休職期間中、家の中でじっとしていても気持ちは一向に晴れませんでした。
時間だけが過ぎていく中で、「自分はこの先どうなるんだろう」「もう会社には戻れないし、戻りたくない」と思い詰める日々。
本当に、あの時期は人生で一番どん底だったと今でも感じます。

そんな中、会社の上層部から「部署異動」という選択肢を提示されました。
ですが、その異動先は以前から「いじめや嫌がらせが多い」と有名な部署。
何人もの社員が精神的に追い詰められて辞めていったと知っていたので
「あの会社に戻っても何も変わらない」と悟りました。
その瞬間、ようやく退職を決意したんです。

しばらくは心と体を休めることに専念しました。
数ヶ月が経ち、少しずつ外の空気を吸いたいと思えるようになった頃、
「もう一度働きたい」という気持ちが、心の奥からゆっくりと湧いてきました。
そして本格的に転職活動を始めることにしました。

正直、最初は怖かったです。40代での転職活動なんてうまくいくのか、
また同じ思いをするのではないかという不安が頭を離れませんでした。
それでも一歩踏み出して、いくつかの面談を受け新しい職場に採用が決まったんです。

その中で出会った新しい会社は、今までとはまるで違いました。
入社初日から丁寧な研修があり、わからないことを質問しても誰も嫌な顔をしない。
むしろ「聞いてくれてありがとう」と言ってくれる環境でした。
初めて、“自分が受け入れられている”と感じられたんです。

焦らず自分のペースで仕事を覚えられる環境の中で、
「今日はここまでできた」「昨日よりスムーズだった」と感じられる瞬間が増えていきました。
そして気づけば、周囲の人から「助かった」「ありがとう」と声をかけられるようになっていました。
その言葉が、何よりも私の心を温かくしてくれました。

そうして少しずつ、自信と笑顔が自分の中に戻ってきたんです。
あのとき、環境を変える決断をして本当によかったと、今では心から思います。

どれだけ努力しても、合わない環境ではうまくいかない。
でも、環境が変われば、あなたの力は自然と発揮されます。
「毎日が辛い」「もう限界かもしれない」──そう感じているなら、あなたが悪いわけではありません。
環境が、あなたに合っていないだけです。

無理に自分を変えようとせず、環境を変える勇気を持ってください。
その一歩が、きっと再び笑顔で働ける未来へのスタートになります。

「40代の中途採用で使えないやつ」と評価されていた私が、自分らしく働ける場所を見つけられた理由

6年我慢し続けて「適応障害」になり休職をした当時の私は、最初は転職を考える余裕なんかない、
ただ「この年齢で雇ってくれる会社なんてあるわけがない」と思い込んでいました。

40代でキャリアを一からやり直すなんて無理だと、自分で自分の可能性を閉ざしていたんです。
そんなときに出会ったのが、転職エージェントという存在でした。

最初は半信半疑でした。 「自分のような人間に紹介できる仕事なんてあるはずがない」と思っていましたし、
“登録してもどうせ営業されるだけだろう”という警戒心もありました。

でも、今までのようにハローワークや求人情報誌で仕事を探しても同じ結果になる。

転職をするにはしっかりとした準備、そしてプロのサポートを受けながら転職活動したほうが絶対に成功するだろう。
そこで私は、「話だけでも聞いてみよう」と小さく動いてみたんです。 あの一歩が、結果的にすべてを変えました。

「これまで積み重ねてきた経験は、決して無駄ではありません。
環境が合っていなかっただけですよ。」

その一言を聞いた瞬間、胸の奥がじんわりと温かくなりました。
これまでの職場では“足りないところ”ばかりを指摘されてきた私にとって、
“無駄ではない”という言葉は、自分の存在を肯定されたようで涙が出そうになりました。
長い間、心の奥で聞きたかった言葉だったのかもしれません。

そこから少しずつ、自分の働き方を客観的に見直せるようになりました。
これまで成果が出なかったのは、努力不足ではなく、
「自分の性格と職場の相性」が悪かったからだと気づいたんです。
そう思えたとき、あれほど苦しかった過去が、少しだけ“整理された記憶”に変わっていきました。

エージェントと一緒にキャリアを棚卸しする中で、
「どういう職場なら自分が自然体で働けるのか」が明確になっていきました。
働くことに恐怖を感じていた私が、“もう一度挑戦してみたい”と思えるようになったのは、
そのプロセスがあったからです。

やがて紹介された中のひとつの企業に惹かれ、応募を決意しました。
書類選考の段階から、担当者は細かくサポートしてくれました。
職務経歴書の書き方、面接での話し方、伝え方──一つひとつ丁寧に添削してくれたんです。
その支えがあったからこそ、不安よりも「準備できた」という安心感のほうが大きくなりました。

新しい会社に採用されたとき、正直なところ実感が湧きませんでした。
でも、入社初日、迎えてくれた上司が言ってくれたんです。
「分からないことは、何でも聞いてくださいね」
その一言が、これまでの緊張をすっと溶かしてくれました。
“ここでは、戦わなくてもいい”──そう感じた瞬間でした。

研修制度も整っており、質問をしても嫌な顔をされない。
少しずつ環境に慣れていく中で、「今日はここまでできた」と思える日が増えていきました。
そして、誰かから「助かりました」「ありがとう」と言われるたび、
失っていた自信が、少しずつ戻っていったんです。

気づけば、以前よりも穏やかな気持ちで仕事に向き合えていました。
「無能だ」と思っていた自分が、実は“環境に合っていなかっただけ”だと、
今ならはっきり言えます。
努力しても報われなかった過去は、失敗ではなく、
“自分の適性を見つけるための時間”だったのかもしれません。

ここからは、私が実際に転職エージェントを通して感じた、
「再出発を成功させるための5つの学び」を紹介します。
同じように悩んでいる40代の方にとって、きっと役に立つはずです。

40代で仕事がうまくいかず苦しむ人は少なくありません。
でも、それは「終わり」ではなく「見直すタイミング」なんです。
自分を責めるのではなく、環境を見直す勇気を持つこと。
それこそが、再出発の第一歩だと今ならはっきり言えます。

40代で仕事ができなさすぎて辞めたいと思ったら、転職の準備をしておこう

「このまま今の職場にいるのはつらい。けれど、転職なんてできる自信がない」
そう感じている40代の方は、本当に多いです。
40代になると、若い頃のように勢いだけで転職できるわけではありません。
家族や生活、今後のキャリアを考えるほど、怖さのほうが大きくなってしまうんですよね。

でも、その迷いは弱さではありません。
むしろ、これまで誠実に働いてきた人ほど慎重になって当然です。
ただ、ずっと立ち止まったままでいると、心がすり減っていくのも事実。
だからこそ今のうちに、「いつでも動ける準備」をしておくことが大切なんです。

ここでいう“準備”とは、今すぐ会社を辞めることではありません。
「自分に合う働き方を見つけるために、情報を整える」ことです。
この準備があるだけで、心の余裕はぐっと戻ってきます。
「いざとなったら別の道がある」と思えることは、それだけで心を守ってくれるからです。

働きながらの転職活動は想像以上に大変

40代になると、仕事の責任も増え、時間も限られます。
仕事を終えてから求人を探したり、履歴書を更新したり、面接日程を調整したり──。
やるべきことは多いのに、心も体も余裕がない。
そんな状況で一人で転職活動を進めるのは、現実的にとても難しいです。
だからこそ、転職エージェントを味方につける価値があります。

転職エージェントは「転職を急かす場所」ではない

初めて聞く人にとって、「転職エージェント」という言葉には少し距離を感じるかもしれません。
「営業されそう」「登録したら辞められなそう」「結局企業側の都合で紹介されるんじゃないか」──
そう思う方もいるでしょう。
私も最初は、まさにそう感じていました。

でも、実際に利用してみると、そのイメージは大きく変わりました。
転職エージェントのアドバイザーは、無理に転職を勧めてくるわけではありません。
むしろ、「今は休む時期かもしれませんね」「情報だけ見ておくのも良いですよ」と、
こちらのペースに合わせて話を聞いてくれるんです。
話をしているうちに、自分が何に悩んでいたのか、何を求めていたのかが整理されていく感覚がありました。

私が初めて登録したときに感じた“変化”

私自身、40代で前職を休職したあと、エージェントに登録したのは「転職したいから」ではなく、
「誰かに話を聞いてもらいたいから」でした。
これまでずっと「できない自分」を責め続けていたので、
正直、誰かに自分の話をするのが怖かったんです。

でも、アドバイザーは私の話を最後まで丁寧に聞いてくれました。
「無理に動かなくていいですよ。今は、情報を知ることから始めましょう」と言われたとき、
張り詰めていた気持ちが少し緩んだのを覚えています。
その後、紹介された求人を眺めてみると、
「自分にもまだ居場所があるかもしれない」と思えたんです。
それだけで、胸の奥のモヤモヤが少し晴れていきました。

情報を持つことが、“心の余白”をつくる

転職エージェントの良いところは、情報を“整理してくれる”ところです。
自分で検索しても見つからない「非公開求人」や、
「40代以上を歓迎している会社」の情報をまとめて教えてくれる。
さらに、履歴書や職務経歴書の書き方もサポートしてくれるので、
「何から始めればいいのか分からない」という不安を減らすことができます。

そして何より大きいのは、“話せる相手ができること”です。
一人で悩んでいると、頭の中で不安がどんどん大きくなります。
でも、第三者に話すことで「これは大丈夫」「ここを変えればいい」と具体的に見えてくる。
エージェントは、転職を進める相手であると同時に、
「一緒に考えてくれる人」なんです。

小さな準備から、未来は動き始める

転職エージェントに登録したからといって、すぐに転職を決める必要はありません。
むしろ、今のうちに情報を整理しておくことで、いざという時にスムーズに動けます。
複数のエージェントに登録しておけば、求人の幅も広がりますし、
担当者との相性を比べることもできます。
もちろん、すべて無料です。

もし今、「辞めたいけれど動けない」と感じているなら、
まずは“情報を持つ”という小さな一歩から始めてください。
誰かに話を聞いてもらうだけでも構いません。
それだけで、心の中に少しずつ余裕が生まれてきます。
転職の準備とは、逃げるための行動ではなく、
「自分の人生を取り戻すための準備」なんです。

40代からの転職は、決して遅くありません。
むしろ、今まで積み上げてきた経験を活かせるチャンスがあります。
焦らず、自分のペースで、まずは“知る”ことから始めましょう。
小さな準備の積み重ねが、やがてあなたを新しいステージへと導いてくれます。

仕事が出来なくて辛いを思いをもうしないように、新しい職場で仕事を覚える5つの方法

40代で転職して新しい職場に入ると、最初の壁は“仕事の覚え方”です。
環境もルールも人間関係もゼロから。
それだけで頭も心もいっぱいになりますよね。
周囲が年下ばかりだと、「自分だけ遅れてる気がする」「また“できない人”だと思われたらどうしよう」と焦りを感じてしまうものです。

でも、焦りすぎると空回りしてしまい、余計に自信をなくしてしまいます。
大切なのは、“速さ”ではなく“確実さ”。
新しい仕事に慣れるには、覚える順番と考え方を整えることが一番の近道です。
誰でも最初は戸惑うものですが、正しいステップを踏めば、着実に慣れていけます。

ちなみに私も、転職エージェントのサポートで新しい職場に入ったとき、
うれしさと同じくらい不安も感じていました。
「また前と同じように失敗したらどうしよう」と怖くなって、初日は手が震えたほどです。
でも、そこで“覚え方のコツ”を意識するようになってから、
少しずつ仕事にも慣れ、気づけば後輩に教える立場になっていました。
人は環境が変わっても、覚え方を変えればちゃんと成長できる──それを身をもって感じたんです。

ここからは、40代で転職したあとに自信を失わずに仕事を覚えるための、
5つの方法をお伝えします。

① まずは「完璧に覚えよう」としない

新しい仕事に慣れようとするとき、つい「全部完璧に覚えよう」として自分を追い詰めてしまいがちです。
でも最初からすべて理解しようとする必要はありません。
まずは「全体の流れ」をざっくり掴むことを目標にしましょう。
細かい部分は後から自然と見えてきます。
焦るより、“まず理解する”ことに意識を向けたほうが、結果的に成長が早くなります。
これは私自身、痛いほど実感したことです。

② メモを“仕組み化”して記録を残す

40代からの仕事の覚え方で大事なのは、“自分なりの整理の仕方”を持つことです。
単にメモを取るのではなく、「目的別に分けて残す」ことがポイント。
たとえば「手順メモ」「注意メモ」「トラブル対応メモ」などに分けておくと、後から確認しやすくなります。
私も最初は書き散らかしていましたが、この方法に変えてから見返す回数が減り、自然と記憶にも残るようになりました。

③ 分からないことは「早めに確認」する

分からないことを放置するのが一番危険です。
「こんなこと聞いたら怒られそう」「自分で考えろと言われるかも」と我慢してしまう人が多いですが、
早めに確認することでミスを防げるだけでなく、相手からの信頼も得られます。
「報・連・相が早い人」は年齢を問わず評価されやすいです。
怖がらず、「確認のためにお伺いします」と一言添えるだけで印象はまるで違います。

④ 一日の終わりに“振り返りノート”をつける

覚えるには「アウトプット」も必要です。
その日のうちに「今日できたこと」「まだ理解が浅いこと」「明日やってみたいこと」を簡単に書き出すだけで、
頭が整理され、次の日に迷わなくなります。
私は寝る前に3行だけ振り返るようにしてから、翌朝の動きがスムーズになりました。
“続けること”が自信をつくる近道です。

⑤ 信頼できる人に小さな相談をする

新しい環境では孤立感を覚える瞬間が誰にでもあります。
「周りはみんなできる人ばかり」と感じたときこそ、勇気を出して誰かに話してみてください。
私も転職直後に、「まだ覚えきれなくて不安です」と年下の同僚に打ち明けたことがあります。
すると意外にも、「私も最初そうでしたよ」と笑ってくれて、肩の力が抜けました。
人と話すことで気持ちが軽くなり、仕事への集中力も戻ってきます。

40代の転職後に大事なのは、「すぐ結果を出すこと」ではありません。
焦らず、自分なりのペースで覚えていくことです。
“できない自分”を責めるより、“昨日より少し進めた自分”を認める。
その積み重ねが、いつの間にかあなたを「信頼される社員」に変えていきます。
そして何より──環境が変わっても、あなたの成長力は決して失われていません。

まとめ｜自分を責めなくて大丈夫。未来を変える準備から始めていきましょう

40代での転職に不安を感じるのは自然なことです。
「もう遅いのでは」「自分にできる仕事なんてない」──そう思い込んでしまう日もありますよね。
でも、今のつらさは能力の問題ではなく、環境が合っていないだけです。
環境を変えたことで自信を取り戻し、前向きに働けるようになった人はたくさんいます。
私もそのひとりです。

転職エージェントは、転職を急がせる場所ではありません。
経験を整理したり、話を聞いてもらうだけでも十分な一歩になります。
焦らず、少しずつ。
あなたらしく働ける場所を、これから一緒に見つけていきましょう。